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111.グループ展

前日よく飲んだ割には朝すっきりと目が醒めた。なんか体調がいいので市が尾のテンペラ画教室に顔を出す。実をいうとずっとさぼりまくっていたので先生もとうに辞めたものと思っていたらしい。平身低頭に謝ってなんとかもう一度続けることにしてもらった。

しばらく出ないうちに人も倍くらいに増えて(といっても6人だけど)、やっと教室らしい雰囲気が出てきた。生徒さんが一人だけというまさにマンツーマン状態の苦しい時期にくらべると、先生のほうでもかなりやる気が出てきたようである。今はマンションの集会室をやむなく教室がわりにしているけれど、そのうち近場にアトリエ兼教室を持つという計画も進行中とのこと。先生のノートには不動産関係のチラシが何枚かはさんであった。

作業が終わった後のお茶会の席で、先生がいきなり「今度の10月にみんなでグループ展をやりませんか」と切り出してきた。これはやばい、と内心思ったが、どうやら私だけ蚊帳の外らしく、先生は他の生徒さんに出品点数などについて取り決めしていた。なあんだ、とか内心思っていたら、生徒の一人であるO婦人が哀れに思ったのか「奈良さんも今やってる作品出しませんか」と声をかけてくれた。なんか妙に悔しい気持ちもあったし、〆切体質が骨まで染みついている自分にはちょうどいいノルマになるな、ということで2点ほど出品することにした(先生にはまだ内緒だけど)。

そうなると、読書などしつつ毎日漠然と暮らしてなどいられない。額縁まで制作するとなると今からやらないとまず間に合わないであろう。8月はオリンピック三昧だ、とか、インド旅行だなとかいうバカンス感覚が一気に吹っ飛び、代わりに緊張感と焦燥感でドキドキしてきた。でも、作品を発表することでまた自分も変わるだろうし、新しい仲間との出会いもあることを考えると、これは絶対にやるべきだなと思うし、やらないとまたズルズルと怠惰な生活に戻るであろう。やっぱり絵が好きな人たちと他愛のないおしゃべりをするのは楽しいし、そういう場がないと自分は何もしないから。

というわけで、これから新宿の世界堂本店に行ってきます。ついでにヨガのクラスにも。 (2004.06.13記)

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