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三時間

自分にとって中心となるものを決して明け渡さないこと、気を散らさないこと……。それが、わたしの暮らしかたです。それ以外には、何もないのです。

 つまり、とても厳しいスケジュールに沿って暮らすということです。朝の三時間の仕事、犬との散歩、休息。午後はまた別の精神的な活動。あるいは庭仕事、そして早く床につくこと……。それがわたしの一日です。

毎日、三、四時間は机の前に座ります。それだけは決してたがえないようにしています。

 それは神聖な時間です。エネルギーがあるのは、その、朝の時間なのですから、朝でなければならないのです。さまざまなことで気持ちがかき乱されないうち、潜在意識への扉がまだ開かれている時間、目覚めたばかりの時でなければ。

 その時間が、わたしにとっての創作の時なのです。なぜなら、必要なのは、ほとばしりでる生まれたばかりの感覚の強さなのですから。わたしの暮らしは結局、それに尽きます。

 原初の力そのものを保つことができる三時間という枠を作ること、それができればいいのです。

メイ・サートン著 落合恵子訳『わたしの愛する孤独  』p6 立風書房

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