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よろこび

調子はどうだい?』を打ち込んでいたら、神谷美恵子の訳によるベルギーの象徴派詩人ヴェルアーランの誌を思い出した。

よころび

ありがとう、わたしの眼よ、
すでに老いたる額の下でなおも澄んだまま
はるかにきらめく光を眺めうるを。

ありがとう、わたしのからだよ、
疾風やそよかぜにふれて、
なおきりりとしまり、おののきうるを。
すべてのもののなかにわたしは在る、
わたしをとりまきわたしにしみわたるすべてのなかに。

厚き芝生よ、かそけき小径よ、
樫の木々の茂みよ、かげりなき透明な水よ、
あなたがたはわたしの記憶であり、わたし自身となる。

おお、熱き、深き、強き、やさしき跳躍よ、
もしそれが巨大な翼のように君をもちあげ、
無限へとむかわせたことがあるならば、
ひとよ、つぶやくな、不幸な時でさえ。

どんなわざわいが君を餌食にしようとも、
思え、ある日、ある至高な瞬間に
この甘き、おどろくべきよろこびを
心おどらせてあじわいたるを。

君の魂が君の眼にまぼろしをみせ、
君の存在を万物のなかにとけこませ、
このたぐいなき日、この至上の時に
君を神々に似たものとなしたるを。


最後の、「神々と似たもの」という下りは、こないだ書き込みしたアリストテレスのテオーリア論とかさねてみるのも楽しい。

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