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患者の眼

思いやりのある、よい周囲と看護とは、治療にきわめて有益であるが、その反対は非常に有害である。

思いやりのない、不平がましい、ましてやたちのよくない、いじ悪な看護人や看護婦は、まま病人の全快を妨げることがある。といって、きまじめ過ぎる看護人も、同様によくない。

また、おなじく病気の回復によくないのは、病人の身近かにいる杓子定規な人、真に心からの同情心を持たない凝り固まりの信心家、生まれつきの気むずかし家などである。

そのような人たちは得てして、たださえそうしたことにひと一倍敏感になっている病人に対して、彼のためにするひと言ひと言がどんなに自分たちには苦痛であるか、また自分たちの骨折りが、病人に対し、あるいは間接に神に対して、どんな犠牲を捧げることになるかを、ほのめかしたりするものだ。

ときには、何か悪霊のようなものが病人に宿って(*)超人間的な鋭い眼力を与え、宗教的方法を試みるようにすすめる人たちの個人的欠陥を、見抜かせるように思われることもある。

(*)このような方面に対して、他の人たちよりも感受性の強い人がいる。そういう人は善人もしくは悪人が身近に来ると、それを肉体的に感じ取り、甚だしいときには一種の透視をしたり、あるいはそのために健康になったり病気になったりすることさえある。

だから、悪い人間が神経質な人々に不健康な影響を与えることは疑いない。

けれどもこれらすべての事柄(精神の特殊な機能)はきわめて個人的な経験領域であって、一般的に「科学的」説明で不可能であり、またこれまで十分に究明されてもいない。

そういう経験をしたことのない者は、それを神に感謝すべきであって、それを経験したいと願ってはならない。

ヒルティ『幸福論 第三部』P171 岩波文庫

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