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音楽を食い物にする呆れた実態

和歌山市内のレストランカフェ・デサフィナードのオーナーである木下晴夫氏の元に、日本音楽著作権協会(ジャスラック)から一通の封書が届いたのは、昨年六月のことだった。

中身は、開店以来三年間の生演奏にかかる著作権使用料(約六〇万円)の「請求書」である。だが、生演奏は一ヶ月に一回しかなく、しかも演奏曲の多くはオリジナル。支払いを拒んだところ、「別の計算方法で算出した金額」として、請求金額は三倍の一八〇万円に跳ね上がった。その後、ジャスラックが申し立てた民事調停でも金額面で折り合わず、今年四月には店内のピアノ、アンプ、マイクといった機材が仮差し押さえされた。

毎月二十万円の赤字だったデサフィナードの経営は、機材が使えなくなったことで、さらに苦しくなった。それでも「ジャスラックの横暴な取り立て行為に対しては断固として戦う」という木下氏に対し、ジャスラックは氏が所有するマンションの仮差し押さえ命令を申し立てた(今年七月に仮差し押さえ決定)。

ジャスラックの容赦ない使用料徴収により、全国の音楽喫茶などが閉店の危機にさらされている。

新潟市内にある開業四一年目の老舗ジャズ喫茶・スワン。二〇〇三年四月、ジャスラック職員がやって来てカウンターに陣取り、店内に客がいるにもかかわらず、「(音楽を勝手に使う)ドロボー」と大声を張り上げた。「年間利益は少ないときは二〇万円弱。造船所の仕事でなんとか生計を立てている」(店主)というスワンに対し、ジャスラックは過去十年分の使用料として五五〇万円を請求。スワンは最終的に二八〇万円を支払う羽目になった。

同じく四八〇万円の使用料支払いを迫られた横浜のジャズ喫茶・エアジンの店主は、「店を閉めるかどうか迷ったが、演奏に来てくれるミュージシャンのためにもつぶすわけにいかなかった」と打ち明ける。ジャスラックに対する怨嗟の声は募る一方なのだ...


「企業レポート:日本音楽著作権協会(ジャスラック)
使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態」週間ダイヤモンド 2005/09/17

ジャスラック(日本音楽著作権協会)についてもっと知りたい人のために

ページ末尾にリンク集があるが、多くの抗ジャスラック・サイトが「Not Found」。きな臭いモノを感じる。

A nous, la Liberte! 自由を我等に 坂本龍一

われわれがCDやDVDを買ったり、カラオケを歌う度ごとに発生する使用料は、本来ミュージシャンら著作権者に支払われるべきものである。それが天下り幹部連に貫流される仕組みになっていたとは。

ジャスラックがなくても音楽流通できる仕組みを考えていきませんか。

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