小さい頃、「青い鳥」という劇を観た。
私は幼かったが、くっきりと印象に残った場面がある。
そこは未来の国。
これから生まれようとする子供達が、生まれる前に何かを持っていく、というシーンだ。
「船が出るぞー」という合図に、子供達は急ぐ。
なかには「病気を持っていこう」という子供もいた。
そのシーンが印象的で、大きくなってからも時折母と
「病気持っていった子もいたよね〜」と話していた。
健康がとりえの私だったから。
私は白血病になった。
ショックだった。
私もあの時、病気を持ってきたのかと。
私は骨髄移植をした。
病気を持ってきたけれども、
神様はそれよりも大きなおまけをつけてくれたことに気がいた。
見ず知らずの人に命を助けてもらうという感動。
たくさんの人に支えられているという喜び。
人のあたたかさを感じる心。
おまけには課題がついていた。
「たくさんの人の笑顔をみること」
課題を胸に、これからを生きていこう。
「いのちの輝き展」短文部門 【優秀賞】 青森県青森市 小笠原 佳子





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