記事のカテゴリ:

 

ソニーはダメなんかじゃない

私のまわりは100%、iPodユーザです。ウォークマンは一人もいません。まあ「SonicStage CP」のMac版がないので、使いたくても使えないというのもありますが。友だちにきいてもデザインも含めてけっこう不評です。ソニーのウォークマンってほんとうにダメになってしまったのか?

wal.JPGいろいろ調べているうち、それは単なる印象評価にすぎず、ダメになってしまったのはむしろわれわれのほうだということがわかってきました。ソニーは何も見失っていなかった。いや、ますますソニーらしくなっている。

ソニーが追究するのは、あくまで「音質」。初代ウォークマンは小さいだけでなく、音質も優れていた。盛田会長はオーディオ好きでも有名で、自宅でステレオを聴いていても、つい音が気になってレコードを取っかえ引っかえしてしまい、1枚ですら通して聴くことがなかったといいます。

今日のiPodカルチャーの百花繚乱ぶりには感心しますが、実は「音質」をあまりとやかく言わないものどうしが買い支えしている世界ともいえる。

今回は、いまだに健在なソニーの音質偏愛ぶりをいくつかリンクで紹介したいと思います。

●ウォークマン『W.Walkman』
walkman.jpg「アップルを意識しすぎず冷静に」吉岡オーディオ事業本部長が語る「ウォークマン再生」
SONY ウォークマン Aシリーズ ビデオ対応 8GB ブラック NW-A808 B 

ソニー、ノイズキャンセリング機能内蔵ウォークマン−「目指したのは史上最高音質のウォークマン」
→ SONY ウォークマン Sシリーズ FMラジオ内蔵 メモリータイプ 2GB ブラック NW-S705F BM 

"W.Walkman"|"ウォークマン Sシリーズ"|NW-S706F/T|商品情報

このシリーズ、実はとんでもない機能を備えています。ステレオ入力端子からなんとリニアPCMで録音できてしまうのです!(→ダイレクトエンコーディング

つまり、手持ちのカセットやレコードをカンタンにデジタル化、そのまま聴けちゃう。さらにPCへ転送もできる。いろいろハードやソフトを買いそろえた自分がアホくさくなってきました。

●リニアPCMレコーダー『PCM-D1』

sony1_02.gifナマ録マニア垂涎の逸品、ソニー「PCM-D1」〜 「デンスケ魂」ここにあり! 〜

ソニー、24bit/96kHz対応のリニアPCMレコーダ

News and Information 新開発の高感度内蔵マイクと徹底した低ノイズ設計で高音質録音を追求した 携帯型 リニアPCMレコーダー 発売
PCM-D1 リニアPCMレコーダー  


●MDウォークマン『"Hi-MDウォークマン"MZ-RH1』

mz-rh1b_photo.jpgリニアPCMの編集やMac対応で使い勝手が向上〜 Hi-MDの存在意義を訴える「MZ-RH1」〜
→ MZ-RH1 S Hi-MD ウォークマン  

カセットデンスケ「TC-D5M」、デジタルデンスケ「TCD-D100」と、実績ある録音機材が消えゆくなか、ソニーはちゃんと次世代の受け皿を用意していた。とくに『PCM-D1』は、レベルメーターにそこはかとなくデンスケの面影が宿っていて、デザイナーの粋なはからいが感じられる。オヤジ世代の財布のヒモを緩めまくるには十分。

●そして『VAIO』までも... SonicStage Mastering Studio

XS0008.jpgVAIOに、WAVES、Oxford、あのSBMまで!!〜 プロも驚くバンドルソフト「SonicStage Mastering Studio」 〜
「SonicStage Mastering Studio」誕生のキッカケとは? 〜 コンセプトは「DATの次のデジタルレコーダ」 〜
マスタリングソフトを買うとVAIOが付いてくる!? SonicStage Mastering Studio

●Sound Reality
ついに登場したDSD対応の新「VAIO」【ハード編】〜 自社開発チップ「Sound Reality」で高音質化 〜
ついに登場したDSD対応の新「VAIO」【レコーディング編】〜 シンプルで高音質。自由度は発展途上 〜
ついに登場したDSD対応の新「VAIO」【SSMS編】〜 DSDやマルチchをサポートした「2.0」の強化点 〜

VAIO | 高画質・高音質

VAIOひとつで、プロ仕様のDSDマスタリング環境が自宅にできてしまう。ソフトもプロの現場で使われている憧れのものばかり。藤本健の『コンシューマ用製品としては「常軌を逸している」のではないか』という一言がすべてを語っている。

これぞ、われわれの大好きな「It's a SONY」ではないだろうか。

●もっと世界で愛されていい『NETJUKE』
product.jpg感心したのは、ユーザ所有のアナログレコード、録りだめたメディア(カセット、MD、DAT)を決して見捨てず、デジタルでの取り込み機能をウォークマンにさえ採用しているところである。パソコンを使わないユーザにたいしてはNETJUKE 〈ネットジューク〉という最高250GBのHDD内蔵型のコンポを用意している。

img_03_01.gifたしかにこれ一台あれば、iTunes+Macよりよっぽど便利。取り込み用の接続ケーブルに欠品が出るほど売れまくっているという話だ。しかも、Gracenote® の技術によって音楽信号そのものから曲を認識してタイトル情報を付加するというとんでもない離れ業もやってのける。もちろんアナログレコード音源であってもだ。これはもっと広く知られてもいい。

さらに、FM・AM放送のタイマー録音、音楽部分とMC部分の自動切り出し・頭出し、ワイヤレスLANで離れたPC内の音楽ファイルも再生してしまう。「オーディオ・サーバー」と命名したくなるほどだ。

CMにオアシスを起用した意図はなんじゃらホイだが、世界的にも類をみない、というかソニーしかできない商品だと思う。この多機能さが逆に仇とならなければいいのだが。

NETJUKE 〈ネットジューク〉- NETJUKExWALKMAN もっと、音楽にあふれた毎日へ
→ HDDコンポ NAS-M90HD 

NETJUKEから、アップルにはないもうひとつのソニー・ユーザ層が浮かび上がってくる。わたしのように昔からソニー製品を愛用して歳を重ねてきた顧客層で、かつパソコンは苦手な人たちだ。オヤジ世代ともいえる。この層はお金をもってる人が多いので、ことオーディオに関してはソニーとしても面白い商品開発が期待できるのではないだろうか。

しかしどこか危機感は残る。ちかごろのソニーのやりたいことが、ちゃんと伝わっているだろうか。私自身もいろいろ調べて、やっと理解しはじめたところだ。商品構成の複雑さ、世界観のわかりづらさ。製品群がいくら高画質・高音質を誇っても、それらを理解するのが大変。たとえばテレビ、PCを巻き込んだネットワーク環境LocationFree「ロケーションフリー」を、いったいどれくらいの人が知っているだろうか。

映像まではとても手がまわりませんが、DSD、1bitオーディオのもたらす新しい音については、またリンク集のかたちでまとめてみます。

リハビリ燃えた

抗がん剤治療がやっと終わったかと思ったら白血球が5千で下げ止まり、その後だんだん増えてまた1万の大台に...

入院二日前 アップルウェーブ収録

弘前のコミュニティFM「アップルウェーブ」にゲストで参加させてい ただきました。放送は昨日5月20日でし...

津軽伝統工芸+craft デザイ...

 ちかごろTwitterばかりやってましてブログ更新さぼってばかりでごめんなさい。社会復帰への...

ラジオ二人称

テレビは・自分ではない誰かにむけて発せられたものを・のぞき見しているような・三人称なかんじがある ラジオ...

MP3の母 Tom's Dine...

最初はアカペラの曲だったの。無伴奏でわたしの歌だけ。食事をしたり、コーヒーを飲んでいたニューヨークのレス...
 

レコメン魂

  • Kamikaze 1989
  • Pinnacles
  • 80年代TDサウンドの核 PPG
  • Exit
  • Hyperborea
  • FAMILIAR COMPUTING WORLD
  • EGGレコード抜き書き
  • Ignacio
  • Bruits et Temps Analogues