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一日一死

数週間まえから下痢で苦しんでいたが、ちかごろ頻回になり、腹痛、嘔吐が加わってきたので身動きできずにいた。そのまえまでは帯状疱疹(ヘルペス)の神経痛に苦しんでいたので、一難去ってまた一難。痛みというは24時間営業で夜も昼もない。たまに休みほしいよ。ちかごろ笑ったことがない。大好きな音楽でさえうるさくて聴けなくなってしまった。

ヘルペスの痛みというのは発狂しそうなほどひどい。皮膚の表面のあちこちにコロニー状の発疹ができ、処置の途中にうっかり患部にふれてしまうとスイッチが入り、あまりの激痛で廊下に聞こえるほどの悲鳴をあげてしまう。腕一本でこの痛みなんだから、全身ともなると推して知るべしである。

ヘルペスというのは誰でも体内にもっているウィルスで、疲労やストレスで免疫力が低下したときに表舞台にしゃしゃりでてくる。ゾビラックスという薬剤が奏功し、やっと痛みがおさまったが最後に痒みが残って不眠の原因になっている。ウィルスにも性格があるとしたら、これほど卑怯でしつこいヤツはない思う。

下痢は体力をうばう。一日十回くらいともなると、ただの下痢マシーンになって、それだけで一日がおわってしまう。おむつを汚すたびに看護師さんに辱められる。もうすでに病棟内の看護師さん全員にわが息子をご開帳したはずだ。お尻を持ち上げられたり、足や背中をつかまれて引っ張り上げられたり、他人に勝手に自分の体を動かされるのはたいへんなストレスになる。おわった頃はヘロヘロ。やさしく扱ってくれる人もいるけど、人をモノみたいに乱暴にあつかう人もいる。そういうことに病人はかなり鋭敏になっているものだ。

原因がわからず整腸剤だの胃薬だのチマチマ続けてきたが、検便でクロストリジウムという毒性のあるばい菌が検出されたそうで、バンコマイシンという抗生剤の服用がはじまった。この薬はそのままだと苦くて飲めないので、あらかじめコーヒーとかレモンスカッシュとか、粉ジュースの素で味付けしてから飲む。グレープフルーツがいちばん美味しかった。

だがこれもいまいち奏功せず、最終的に内視鏡をやって小腸のGVHDということがやっとわかった。(これも辛かった)ずっと苦しんできたわりには、ステロイ一発であっけなく良くなった。

いつもゴール直前でGVHDが待ちかまえていて、必死につないできたボールをあっさりとクリアされてしまう。イタリアなみの鉄壁の守りだ。皮膚、肺、腸ときて、今度はどこだ? とつい考えてしまう。

...試練は、終わりに近づくにしたがっていよいよ烈しさを加えるということも、われわれのよく経験するところである。そのとき、試練の打撃が終わる前に、もう一度、それが雨のようにしげく降りそそぎ、その打撃の一つ一つがひしひしと身にこたえる。
ヒルティ『幸福論』2: 62-63

救いがすでに戸口に立っている時、そのときになって初めて絶望するものは愚か者である。「苦しみが最も大きい時、救いは最も近い」という俗諺もこれを意味するのである。
ヒルティ『幸福論』2: 63

「さあ、わたしたちは主に帰ろう。主はわたしたちをかき裂かれたが、またいやし、わたしたちを打たれたが、また包んでくださるからだ ホセア 6:1

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