.....それは実に新鮮な体験であった。私を心理学者へいう職業へと誘ったのは、まさにこの本だったのだ。私は、その本の口絵にあった二枚の写真を生涯忘れることがないだろう。一枚は産院の新生児室に並ぶ幸せそうな赤ん坊たちの写真で、その下のもう一枚は、ニューヨークの地下鉄を撮影したものであった。吊革を握る人々の疲れ切った血の気のない顔が、満員電車の車窓越しにとらえられている。そして、二枚の写真の下には「なぜ、こうなってしまったのだろう」というキャプションが入っていた。これこそ、マズローが生涯をかけて解明しようとした問いなのだ。
アブラハム・マズロー 金井壽宏 監訳 大川修二 訳『完全なる経営』 P28 日本経済新聞社 2001.12.17
私たちはみな、素晴らしい想像力を持ってこの世に生まれて来た。子どもの時は、さまざまな角度から世界を見る能力と柔軟性を持っている。自分の周りのあらゆることに注意を払っているため、人生を楽しむ能力はたっぷりあった。
子どもの時代のある時点で、ほとんどの人はこの能力を失い始める。社会、学校、そして親たちは、私たちがこの世界で期待するべきことを教える。その影響力は強い。私たちは、他者に受け入れて欲しいと思うよう条件づけられている。社会的に受け入れられるためには、疑うことをやめなければならない。私たちは精神の柔軟性を失い、ものごとに注意を払うことをやめる。
ゼリンスキー著『働かないって、ワクワクしない?』P31 ヴォイス
おとなの人たちときたら、じぶんたちだけでは、なに一つわからないのです。
しじゅう、これはこうだと説明しなければならないようだと、
子どもは、くたびれてしまうんですがね。
サン=テグジュペリ 内藤濯訳『星の王子さま』岩波書店





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