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机上の空き地

作業が煮つまったとき、なんとはなく机上の片づけをはじめることがある。まえに書いた皿洗いと似ている。

落書き、抜き書きのために棚から出した書物、プリンタの使用済みカートリッジだの「とりあえず」そこに置いたものを手に取り、部屋のなかを徘徊しておのおのの住み処へ帰してやる。

するとディスプレイの右側に空き地が出現した。ほぼ正方形に区画されたその土地に雑巾をかけ、イスに腰かけてながめるとなんとも福々した気分だ。心にも空き地ができたような、ハードディスクの空き容量が増えたときの安堵感というか、それらにも似た感覚がある。

「鎮守の森」というものも、幼少のころはいったい何のためにあるんだろうなどと思っていたが、ちょうどこの机上の空き地のような良さがあるのだなと合点した。誰のものでもない土地、いうならば、それは神のために取り置きした場なのであろう。

鎮守の森が昔から変わらずそこにあったとしても、ぼくはその上に日常のよしなしごとを投棄していたのかもしれない...

と、小さな妄想から目覚めてまた片づけにもどる。ディスプレイの左側はどうせ見えないのだから何をどれだけ置いたっていいだろう。

 

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