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訃報つづく

黒田恭一さん
今年はぼくにとって大切な人たちが次々と亡くなってしまった。姉のこと、J師匠のことはもうどうしていいかわかんないくらい虚無感があったが、それに劣らぬほどショックだったのは黒田恭一さんの訃報をしったときである。

「20世紀の名演奏」でしられる黒田さんの、あのチェロのようにふくよかなお声は名前は知らない人でも、どこかで耳にしているのではないかとおもう。闘病からいちど復帰されて、変わらぬ声に接したときは、ファンであれば誰しもホッと息をもらし、これなら大丈夫だと胸をなでおろしたとおもう。

「入院中に、ラジオを聴く側の立場になって、じつにラジオはいいものだ、ラジオに救われた」と嬉々として語られていたのをおもいだす。


ジャズ評論家の児山紀芳さんと正月に組んだ「クロスオーバー・クラシックvsジャズ」はとにかくスリリングで、黒田さんのクラシックにとどまらない、音楽への造詣の深さ、言語表現の適確さというものに感じいり、紹介された楽曲よりも、お二人の会話ばかり何度も聴きなおした

あの声そのものが、ぼくにとっては20世紀の名演奏であった。だからこれからも毎日愛聴させていただきます、黒田さん

ヒュー・ホパー
先週土曜日放送されたピーター・バラカンさんの「ウィークエンド・サンシャイン」で今月亡くなったヒュー・ホパーをとりあげていた。白血病とのことである。

ソフト・マシーン時代のナンバーや、マテリアルやロバート・ワイアットによる彼の自作曲を紹介していたが、カンタベリー・ロック・ファンにとっては清志郎の死とおなじくらいショックだったのではないだろうか。あの、しっとりとした音色で弾きだすリフは、もうそれだけで豊かな、満ち足りた気分にしてくれた。黒田さんの声とおなじく、ホパーのベースもずっと聴きつづけるだろう

今週、姉の義父が息を引きとった。ぼくが病気につぶされず、生きているのを神はそんなに気に入らないのであろうか。まだまだぼくを苦しめたいというのなら、神よ、ぼくはもうそんなに打たれ弱くはない。あなたはヨブに敗北したという事実をまだ認めたくないのですか

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