昨日は病院の日。「時間あったら裏の動物たちさお礼してこい」と母がいう。
「アンタが意識ないあいだ動物たちさ毎日願かけした」という。「いまよくなったのは動物たちのおかげだから挨拶してこい」という
退院してから何度も言われていたけれども、いざ病院に着くと病棟をたずねたり小児科に行ったりとすっかり頭から消えてしまい2年経ってしまった
県病の裏手のほうに長い散歩道がある。入院中は24時間点滴付きだったのでいちども歩いたことがない。しかし母は付き添いしているころ病院の近くに間借りしたレオパレスのアパートから毎日この道を自転車で通っていたという。行きも帰りも動物たちに「助けてくれ」と話しかけていたのだという。つい話しかけたくなるような顔をしているんだという
採血(4本)のあと診察待ちの小一時間をつかって裏を歩く。曇り空のなかボロボロの動物たちがじっと待っていた
遊園地によくあるような、子どもや市民に媚びた表情の、もっと俗物なものを考えていたけれども、じかに会ってみてなるほど母が祈ったというのもわかった。まるでお稲荷さんかお地蔵さんのような霊気を発している。キリンさんには毎日話しかけていたという
「いやあ、あのときはほんとに助かったよ動物さんたち」
次回もみなさんを紹介しましょう




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