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JAZZの時間

人生でいちばん大切な資源は「時間」だ。年を重ねるごとに、そんなふうに痛感している。すると、なるべく時間を節約するようになる。朝は出かける準備をしながらメールチェック、移動は小走りで、と。だからこそ最近、スゴイと思ったものがある。それは、音楽。特に「生演奏」だ。

ことしで8回目を迎える国際的なジャズフェスティバル「東京JAZZ」の会場から、先日、約11時間のFMラジオ生放送を出した。進行とバックステージ・インタビューを担当したので、一日会場で生演奏を聴いた。

11時間という時間は、なかなか量感がある。体力も使うし、食事も2回くらいとらないともたない。でも、たくさん音楽を放送するには、時間がかかるのだ。そう、音楽は時間とともにある芸術。だって、生演奏は当然早送りすることはないし、「かいつまんであらすじを教えて」という世界でもない。特にジャズの即興演奏となると、次にどんなフレーズが飛び出してくるのか、みな息をのむように注意深く聴く。感激を求めて。

わたし自身、一日の最後、世界的ドラマー、スティーヴ・ガッドのメロディアスな音色を舞台袖で聴いたとき、ふいに目頭が熱くなり、11時間の疲れが吹き飛ぶほどの感動がこみ上げた。これだから、やめられん。時間がかかるのに、人はメロディーや音色の体感を求め、生演奏に酔いしれるのだ。あぁ、これからもわたし、時間を生演奏につぎ込んじゃうんだろうな......。

住吉美紀アナウンサー「リレーコラム ここだけの話」
『ステラ 2009 9/26-10/2』P38


(*)住吉美紀さんはジャズ・ヴォーカルやドラムスをたしなむほどのJAZZ好きである。スティーブ・ガッドを「メロディアス」と語るあたり普通のアナとはちがう繊細な感覚をお持ちのようにおもう。ミュージシャンにたいする質問もかなり突っこんだものが多く山下洋輔さんは「いい質問するね」を連発していた。

文章もうまい。檀ふみさんの書いたものを思いだす。「すみきちブログ」を更新しまくってるところをみると書くこともかなりお好きそうである。

自分へのごほうび  』というエッセイもだしている。

ぜひジャズ・トゥナイトで児玉紀芳さんとトークセッションしてほしい。歌ってほしい

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