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ミック・カーンのベースは末期ガンに克つ

ミックカーン

「いちばん好きなエレキ・ベーシストは誰か?」ともし問われれば、細野さんでもなく、ジャコパスでも、チャック・レイニーでもなく、何の迷いもなく「元JAPAN のミック・カーンだ」と答える。その確信は年を重ねるごとに強くなっている気がします。

その彼が末期ガン(advanced stages of cancer)だというショックなアナウンスが6月3日、オフィシャルで告知された。いま病院から脱獄して家にもどっているのですが、この事実が頭からはなれず、朝4時に目を覚ますとひたすらミックの情報をさがしてばかりいます。

ミック・カーンが癌で闘病中」(skysongさん訳)

ぼく自身、同じ末期がんである白血病と向き合ってきたこともありますが、中学からむさぼるように聴いてきた彼のベースに、入院中あらためて救われた思い出がある。まるでイスラムのアッザーンのように朗々と謳う、ミックの自由奔放なフレットレスは、絶望にあった自分を揺り動かし、もういちど人生をGrooveする勇気をあたえてくれました。

いかに彼のベースがすごいか。ファンクとスローミディアムの両方でご覧ください。(エラー表示がでる時は画面をクリックして元ページにジャンプしてください)

JAPAN - Still Life in Mobile Homes

Japan - My New Career

彼は楽譜が読めず、音楽的知識を持たないことを恥じ、一時は音楽活動をいっさい辞めようかと考えた時期もあったそうです。矢野顕子のアルバム「愛がなくちゃね」のレコーディングにJAPANのメンバーが参加したときも、坂本龍一さんが「あいつら楽譜読めないんだよね」とからかってました。でもミックのベースのすばらしさは逆にそこにあるのであって、あのリフはロジックからは絶対に生まれません。それこそ、アラブ音楽や矢野顕子のヴォーカルのように、西洋音階で書き記すことのできない豊穣な音階を奏でているのです。

経済的にも苦しい年月を過ごしてきたという彼がもっとも心配していているは、彼の妻と幼い息子の将来だと書いています。ぼく自身、白血病の治療で毎月100万を超える請求書をつきつけられてきた過去があり、とても人ごととは思えません。抗がん剤による化学療法や放射線治療、複雑な検査にかかる医療費と、家族の生活費を工面する苦労というものは、経験した人間でないとおそらくわからないと思います。しかも月給取りでなく、一匹狼で生きてきたニンゲンの置かれている厳しい状況は。

メッセージも大切ですが、われわれができる最も確実な支援はお金です。実弾です。彼のオフィシャルでは寄付へのリンクがあり、Paypalのアカウントをすでにお持ちの方は、すぐできるはずです。1英ポンドはだいたい136円くらいでしょうか。今日の時点では100ポンドで¥13,622 JPYでした

ミックを応援したいけど、自分の気持ちをうまく英語で言い表すことができない、という方は、narajina@gmail.com宛にメールで送って下されば、英文に書きかえて返信いたします。表現力にも今の体力にも自信がありませんので、ミックのファンの方で、どなたかサポートしてくれる方を求めております。

ミックの本能、生きる力、Grooveによって、またフレットレスを縦横に弾きまくってくれる日を願いつつ。I hope "Your New Career"

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