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2006年10月アーカイブ

GILA

German Rock

gira_first.pngGILA/GILA

ここに挙げられているグループすべての中で最もロック正統派の音だ。①だけはミドルテンポのハードロックだが、後は初期FLOYD、J.AIRPLANE或いはADⅡに近い神秘的異文化ムードで煽ってくるサイケな演奏。やはりC.VEIDT(後にVEIT)の独特なスタイルのギターが印象深いが、メロトロンよりオルガンを主力に空間を深めるキーボードも、さすが71年である。 なお2ndは面子のせいもあって殆ど中期POPOL VUHだ。余談だが両作ともジャケ内側・裏側のメンバー写真がめちゃカッコいいよ。
(ミニヨンvol.5 村本)

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Hosianna Mantra

German Rock

Popol Vuh

hosiannamantra.pngHosianna Mantra 

私などが付け加える事は何もない大傑作。妙なるオーボエとタンブーラが広大な情景を描き、一方ギターとピアノが精神内面の平和を歌う。そして女性Voはまさに天空からの声だ(ただし声と顔のギャップは激しい)。

Phallus Dei

Amon Duul II

German Rock

phallusdei.pngPhallus Dei 

本作の持つ歴史的意義は計り知れぬものがあるが、パスして印象批評しよう。東方指向のメロディーを織り混ぜたブ厚い音群とヘヴィーなリズム、それが渾然となって迫る。この「渾然」が彼等の個性になっており、一種の神々しさを生んでいる...分かるかなあ?

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Flammende Herzen

German Rock

Neu, La Dusserdorf, M Rother

flammende.pngFlammende Herzen 
Michael Rother

この街(デュッセルドルフ)の人脈中最もメロディアスな指向性を持つ人物。クラシックの素養を持ちポップスに親しんだ後初期KWに参加、音楽概念を根底から覆されるが、懲りずにNEU,HARMONIAと実験的な重要バンドに一通り顔を出し、その後発表した初ソロアルバムだ。実験的要素はほとんど無い。

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Musik Von Harmonia

Cluster, Harmonia

German Rock

musikvonharmonia.pngMusik Von Harmonia 
Harmonia

CLUSUTERの二人+NEUのM.ROTHERのトリオだが、実際には不参加のT.DINGER=NEUの指向性もいくらか感じられるみたい。ミニマルな流れの中に、徐々にあるいは頭から、有無を言わせぬ「押し」が現れるのはDAF等にも通じるドイツ特有の感覚だ。

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The Man-Machine

German Rock

Kraftwerk

manmachine.pngThe Man-Machine 

「テクノのバイブル」なんだそうだ。「テクノポップ」なる語がどの範囲の音楽をさすのか、実はよく分からない私だが、本作以降のKWにはなるほど「これが王道」と思わせるものがある。

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THE MIX

German Rock

Kraftwerk

themix.pngTHE MIX 

KRAFTWERKの長年に渡る活動のうち、出世作「Autobahn」以降を総括するベスト盤で、全曲リミックス(実は殆ど再録)により音像がキラビヤカに統一されている。個性的な少数の音色・手が込んでいるのに単純に聞こえるリズムをひたすら提示し続け、機械的な印象を与えつつ楽天的にメロディアス。

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Inventions For Electric Guitar

Ash Ra Tempel

German Rock

inventionsfor.pngInventions For Electric Guitar 

実質的にGOTTSCHINGのソロ作。もともと初期ジャーマンには珍しくテクのあるギタリストだったが、ここではギター以外の楽器は一切用いず、様々な音色でシーケンサー的なフレーズを延々と弾き、それを重ねていって心地好いモアレ上の音響効果を生んでいる。

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gila_bury.pngBury My Heart At Wounded Knee 

メンバーは中期POPOL VUHの先駆けだ。前作の薬物臭さが一掃され、その神々しさだけが純粋に、重厚に、自然回帰的に拡大抽出された感覚を持つ。暴虐野蛮で卑劣な欧州白色人種に壊滅的打撃を受けるまで、アメリカは温厚で深い精神性を持つ先住民(インディアン)の平和な土地だった。本作は彼等の精神と闘いの軌跡に思いを馳せ、その再現を試みるもののようだ。FRICKEは珍しくメロトロンを使用。それにつややかなギター、PVとは異なる低音の女性Voが絡むあたり、失われた精神文化への哀惜と深い陶酔を感じさせる。
(ミニヨンvol.5 村本)

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Seligpreisung

German Rock

Popol Vuh

seligpreisung.pngSeligpreisung 

POPOL VUH3rdへのVEITの参加によりGILAは2ndで変化したが、そのGILA2ndへのFRICKEの参加でPV4thもまた変化している。DANIELの一聴それと分かる妙なドラムスが加わって、1曲目からロック的な展開に驚かされる。

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