
1983年のツアイスインフォメーション94号から3.5m望遠鏡のシステム図です。ドーム天井のクレーンにより副鏡を交換するなど構造がよくわかります。
ちなみにツアイスの1.25m 2.2m 3.5mともにCalar Alto天文台に設置されています
昭和54年(1974年)誠文堂新光社発行の天体写真NOW No.4です。
確かNo.4まで発行されたと記憶しています。このころはコダックの103aシリーズフィルム全盛で内容も103aの特集が多くあります、読者の投稿写真では103aかトライX、特集記事ではトライX対ネオパン400対103aEという非常に時代を感じさせるのもとなってます。天体写真は非常に特殊な対象なので現像とプリントを店に持って行ってもキレイにできないので、当時はみんな自家現像なんですよね、だから上記特集でも現像液と現像時間の比較なども行われています。
しかし今見るとすごい大胆な表紙ですね。



旧西ドイツツアイス社製15cmクーデ望遠鏡のカタログです。
おそらく1973年のものと思われます。
口径 15cm
焦点距離 225cm
口径比 1:15
イメージサークル 5.8cm
クーデ用ミラー ゼロデュア
と書かれています。
クーデは極軸に接眼部があるので見やすいのですが、Fが暗くなってしまうので最近はあまり見かけません。
このクーデはF15と割と明るいほうです。望遠鏡はどうしても接眼部が移動してしまうものが多いので、このようなクーデやナスミスなどの接眼部が移動しない光学系で、最新技術を使ったものが欲しいです。

1994年のSCHOTT information No.5日本版です。
この号ではヨーロッパ南天天文台(ESO)用8.2m鏡材のできる行程が載っています、ショット社はこの主鏡の為に新たな工場をつくり、試験生産を入れると1987年から主鏡が完成された1993年6月まで6年もの期間をかけています。使用された鏡材ゼロデュアは加工前で直径8.6m厚さ30cm重さ44tonと書かれています。
最後のページには同じ鏡材ゼロデュアが使用された、三鷹光器が製作しさじアストロパークに設置されている103cmカセグレン望遠鏡が紹介されています。




ツアイス社製の2.2m反射式望遠鏡のカタログです。1978年春に完成しCalar Alto Observatoryにあります。
この望遠鏡はカセグレン(リッチークレチアン)光学系とクーデ光学系を副鏡で切り替えることができるようになっていて、架台はフォーク式赤道儀、軸受けはhydrostatic bearingが使用されたと紹介されています、このクラスになると軸受けが非常に大きくなりボールベアリングを使用するよりもコスト、構造、精度等でこちらの方がメリットが多いからだとと思われます。
スペックは
口径 2200mm
主鏡焦点距離 6600mm(F=3.0)
副鏡1
カセグレン焦点距離 17000mm(F=7.74)フィールドコレクター付き
イメージサークル330mm(±0.55°)
副鏡2
カセグレン焦点距離 17600mm(F=8.0)フィールドコレクター付き
クーデ焦点距離 8800mm(F=40.0)
となっています。
ZEISS Informationの89号にカラーで紹介されていますので、そのうちUPしたいと思います。



カールツアイスイエナ(旧東ドイツツアイス)のイエナマガジン1986増刊号(だと思います)の中から。
この号はプラネタリウムを製作して60周年の特集号のようです、透視イラストがすばらしいです。


東京大学東京天文台(現 国立天文台 太陽観測所)乗鞍コロナ観測所 1972パンフレットです。
Nikon25cmクーデ型コロナグラフがあります。
大気の条件を考え2800m以上の高山にあります。1949から現在に至るまで太陽研究に貢献してきました。
分光器室がたまらなくかっこいいですね、


ニコン社製25cmコロナグラフのカタログです。このコロナグラフが完成したのが1972年なので、そのころのものと思われます。
対物レンズは300mmですがレンズ枠による散乱光を防ぐため250mmに絞って使用していると書かれています、さらに観測対象に合わせ2種類を電動で交換できるようになっているようです、合成焦点8800mm、図のように光路が複雑に行き来しています。
ヨーク式赤道儀と多用途に対応するための独特の鏡筒が美しいです。
現在でも乗鞍観測所で稼働しているようです。


郵政省通信総合研究所 CRL(現 独立行政法人情報通信研究機構 NICT)1.5m望遠鏡のパンフレットです。パンフレットは1995年に製作されたものですが、望遠鏡の建設は1988年となっています。珍しいContraves社製、この望遠鏡の使用目的が、
1 人工衛星との光通信
2 人工衛星の高精度位置測定、宇宙デブリの観測
3 赤外天体(銀河等)のイメージング、高空間分解能観測
4 レーザレーダーによる大気観測、地球観測衛星の反射器を用いた観測
5 衛星レーザ測距、測地、測位
となっているので、高速追尾が必要なのでこのシステムにしたと思われます、パンフレットによるとアジマス(方位角)、エレベーション(仰角)ともにダイレクトドライブシステムで、アジマス15deg/s、エレベーション5deg/sとなっています。
ちなみに、このメーカーの望遠鏡は日本では、北海道の銀河の森天文台(陸別町)と富山市科学文化センターにそれぞれ115cmと100cmが有ります。


三鷹光器製GN-170型赤道儀のカタログです。
このカタログは昭和63年(1988年)頃のものです。天文に興味を持ち天体望遠鏡を欲しいと思った人なら間違いなくあこがれた一台ではないでしょうか、洗練されたデザインとアリ型アリ溝等で簡単に分解組み立てができる機構など、現在でも十分通用する所は多いと思います。追尾精度に検査表を添付するなど高精度も唄っていました。
15cmニュートン鏡筒は接眼部を最適な位置に持ってこれるよう回転装置も付いています。1980年代前半から生産されていましたが、2000年頃以降生産されていないようです。


ミカゲ光器研究所93年版カタログからです。
ミカゲ光器は見ての通りシンプルで洗練されたデザインと他社に比べ比較的安いコストで導入できるので、80年代から90年代のバブル期にかけて、公共施設や個人の観測所などにかなりの数が生産されたと思います。93年頃は自動導入システムを各社出し始める頃ですが、このカタログではまだ見受けられません。
現在は会社が存在しませんが、中、大型の望遠鏡システムを支えてきたのではないでしょうか



Carl Zeiss JENA、旧東ドイツ側のツアイス製アマチュア向け望遠鏡のカタログです。1976年のものと思われます。ツアイスではアマチュア向けにも望遠鏡を生産していました、このころのものと生産が終了する1990年代まで基本的には大きくデザインや機構は変わりません、非常に特徴のあるデザインは日本製のものには見ることができないものです。価格も高価だったので日本に入ってきてる数は少なく、私も実物を見たことがあるのは数回程度です。
アストロカメラまで有ったんですね。



ツアイス社製の1.25mカセグレン式反射望遠鏡のカタログです。
おそらく1978年のものと思われますが、ちょっと自信がありません、いろいろ検索してみましたが、この望遠鏡の情報にはたどり着けませんでした。
この望遠鏡の特徴はなんと言っても赤緯軸、赤径軸の軸受けです、おそらく写真のようにこの両軸をボールで受けています、見てわかるとおり1.25mの主鏡ですのでかなり大きな望遠鏡でありながら、この構造を実際に採用し製作してしまうあたりさすがツアイスです。
また光学系も最近はカセグレンでもF値の明るいものは珍しくないですが、この当時で合成でF=8はかなり明るいのではないでしょうか、接眼部付近にはフィールドコレクターも付いています。
今現在はツアイスでは望遠鏡を扱っていませんが、同時期に2.2m反射式望遠鏡を製作するなどツアイス望遠鏡の黄金期です。


ニコン社製の20cm15cm屈折赤道儀のカタログです。1983年版天体望遠鏡のすべてに載っているのでそのころのカタログと思われます。
今では20cmや15cm屈折はそんなに珍しいものではないですが、この当時はEDレンズなどではなくアクロマートレンズのものでさえ天文台などでなければ見ることができませんでした、実はこのモデルは未だに見たことことがありません。
そのような望遠鏡なので個人で買えるようなものではなく、ましてや中学生には実物をのぞくことさえできなかったのですが、このかっこよさに何度もカタログを見ていました。
BOLLER&CHIVENS社製60インチ反射望遠鏡
詳細不明、BOLLER&CHIVENS社は検索してもサイトなし、U.S. Naval Observatoryに納めたようであるがそのサイトには載っていません。
コントローラーがものすごくかっこいいですね