レコメン魂について

楽しいレコ生活のお供となるような備忘録がほしかった
年をとると忘れっぽくなる。レコードを引っ張り出して、聴きながら「このベースはたしかあのアルバムにも参加しているな」とか「何年のリリースだっけ?」とか、そのときは調べて納得するのだが、またしばらくすると忘れている。次に聴いたときにまた「このベースは...」と同じ事を繰り返していることに今さらながら気がついた。調べたことは、どこかに記録しておいたほうがいいし、それを共有できればなお良いと思った。もちろん、超個人的なレコ評も。

ちかごろのディスク・レビューを見て、「軽薄すぎる」と思うことがたまにある。
もちろん、ひたすら感嘆するほかない充実したレビューを拝見することもあるが、どこかやっつけ仕事的というか、たんにゴシック・ハードうんぬんとか、レア・フォークがどうとか、スタイル分類に終始しているものも多い。たまには、70年代テイスト満載の、思いっきり哲学的、観念的、文学的、オカルト的な、ヘヴィな文章を読みたいではないか。ならば自分で書くほかはない。

CDリマスター再発の契機に少しでも役に立てば
名盤でありながら、いまだCD化されないアイテムもまだまだ多い。それらは忘れられているだけで、誰かがちゃんと評価をし、ネット上のどこかに置いておけば、必ず参照され、口コミで広がっていく。みなさんも気になるレコを発見したときなど、自宅に帰りネットで検索してみることが多いでしょ?
とくに自分が個人的に愛してやまないレコこそ、どんなにそれまで低い評価がなされていても、熱く語れる場がほしい。やはり愛がなければ書けないものがある。

書き手がいちばん教えてもらえる
世の中にはすごいマニアの方がたくさんいらっしゃる。ここでいうマニアとは、ひとつのアーティストを求道者のごとく追い求めている方々のことで、小生のようにクラシックからボサノヴァ、民族音楽まで広く浅く集めている輩にはとうていかなわない情報源をもっている。たとえ拙文であっても、ネット上に堂々と書くことで、その方々からいろいろ教えてもらえればレコ生活がさらに充実するんじゃないかという下心もそのひとつ。

昔のフールズ・メイトにあこがれた
WEBでもいいから、雑誌の体裁をつけてみたかった。毎月なにがしかの特集記事があって、情報があって、レコ評があって。ライターの独り言があって、コミュニケーションがあって。ほんとうは印刷媒体がいちばんいいし、小生もずいぶん手を染めてきたけれど、長く続けたいという願いからWEBを選択した。

あとはコツコツ続けていったときに、レコメン魂が勝手に一人歩きをはじめ、ほっといても何かが起こるだろうと期待している。まずは育てることからはじめよう。

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