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2010年2月アーカイブ

Pinnacles

Tangerine Dream, Edgar Froese

pinnacles.pngPinnacles 
1983年のソロ第6作目。79年発表の「Stantman」で何かをつかんだフローゼはその後TDで充実した作品を量産、しばらくバンド活動に専念するが、個人名義では唯一のサントラ「KAMIKAZE 1989」を82年にリリース、翌年には彼のソロ活動の決算ともいうべき本作をだす

同年の「Hyperborea」と同じく、ドローンやペンタトニックといった、非西欧的なモードにシーケンスをからめていくという必勝パターンで最後まで押しとおす。エスニックサウンドを当時かなり聴きこんでいだであろうフローゼの研究成果といえるものだ

音を重ねすぎないスカスカ感も適度にあって、27年前の作品とはにわかに信じがたい今日性がある。エレクトロの新作だといって覆面リリースしてもじゅうぶんいける音だ

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80年代TDサウンドの核 PPG

Tangerine Dream, Edgar Froese

ppg_wave2.2_large.png
孤高のカスタム・シンセ
中学のころタンジェリン・ドリームの「EXIT」をはじめて聴いたときまず思ったのは、「音そのものがなんか違う」だった。クラフトワークでもYMOでもない、タンジェリンでしか味わえない音。それがカスタム・シンセ「PPG」に依るところ大だったと知ったのはインターネット時代になってから。30年前すでにPPGを操っていたのは、おそらくタンジェリン・ドリームだけだったのではないか

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