82年ソロ作。確か浪人中に仙台のレコ屋で発見、ジャケ一見でスルーした記憶がある。予備校生の乏しい小遣いではこの怪しいブツに投資する勇気はなかった。フローゼ本人が映画に出た低予算映画だと本気で勘違いしていた。
見たとおりB級感満載のジャケだが中身はさすが黄金期。王道エレクトロとしてあと3年は品質保証できる。この時期のフローゼは何をどうやってもいい出来になる音工法を確立。サントラとして葬るにはもったいない気持ちよさだ。
80年代初期シンセの音色をたっぷり封入、次作「Pinnacles」ほどあからさまなエスニック感がなくサイバーに仕上がっている。
これが気に入った方は、同じくサントラ盤の「Thief」(1981) 「Flashpoint」(1884)もぜひ。もしジャケで購入をためらっているのならどれも自信をもっておすすめする。
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