私などが付け加える事は何もない大傑作。妙なるオーボエとタンブーラが広大な情景を描き、一方ギターとピアノが精神内面の平和を歌う。そして女性Voはまさに天空からの声だ(ただし声と顔のギャップは激しい)。
勿論ドラムレス。お盆に墓参りしない不心得者も敬虔な心持ちに浸ること間違いなしだ。 「POPOL VUHのコピーは簡単そうだが、実は難しくて殆ど不可能」と聞いたことがある。この頃の雰囲気は今となってはF.FRICKE自身も描ききれないものかも。昔RM誌でDADAの泉氏がエフェクトの分析をしていたが、その成果が「浄」なのかな。
(ミニヨンvol.5 村本)
Popol Vuh - Kyrie 1973