「テクノのバイブル」なんだそうだ。「テクノポップ」なる語がどの範囲の音楽をさすのか、実はよく分からない私だが、本作以降のKWにはなるほど「これが王道」と思わせるものがある。
1984を過ぎ2001も近い今、昔の近未来小説のヴィジョンに苦笑したり、当惑したりすることがあるけど、そんな過去の人達が夢見てきた「メカニズムと日常生活の融合」を目の当たりにしてくれる音楽ではある。シンセサイザーを新種のオルガンではなく新種の楽器として扱ったドイツ人の着眼の賜物だ。そういや②のイントロは、「鉄腕アトム」テーマ曲のイントロに似てるぞ。
(ミニヨンvol.5 村本)
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