POPOL VUH3rdへのVEITの参加によりGILAは2ndで変化したが、そのGILA2ndへのFRICKEの参加でPV4thもまた変化している。DANIELの一聴それと分かる妙なドラムスが加わって、1曲目からロック的な展開に驚かされる。
とはいえ曲の題材は前作B面に引き続き聖書から採られていて、FRICKEのVoは往古のシリアやパレスチナへ聴くものを誘う。西洋音楽の枠組み内の作曲法や楽器を基本にしながら、ここまで異文化の精神性を表現してしまう彼等の個性はもはや一種の発明だ。
(ミニヨンvol.5 村本)
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