KRAFTWERKの長年に渡る活動のうち、出世作「Autobahn」以降を総括するベスト盤で、全曲リミックス(実は殆ど再録)により音像がキラビヤカに統一されている。個性的な少数の音色・手が込んでいるのに単純に聞こえるリズムをひたすら提示し続け、機械的な印象を与えつつ楽天的にメロディアス。
繰り返し聴くと心地よくハマッてしまう、90年代ジャーマンロックの数少ない成果の一つだ。中期に実は多用されてたメロトロンの音が取り払われているのは仕方ないとして、「どれか1枚」と言う人にはお勧め。
(ミニヨンvol.5 村本)
comments