User Archives jin

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5月のゴミ

病トモからつぎつぎにサイニューインの知らせがとどく。やはり五月の風は血液を狂わせるのか。先生にたずねてもニコニコするだけだが... 季節の変...

久三郎

墨汁を買いに中土手町の平山萬年堂へ。 「ああ、これは裏の店に美智さんが来たときのものだ」 母によれば、バブルのときに店主が趣味ではじめたお店...

弘前現代美術館

二十年も離れていた古里を見つめるぼくの目は、まだまだ異邦人のものであると自覚する。津軽人にとってのアタリマエも、ぼくにとってはツッコミどころ...

トタンの心象

トタン板には皺がある。シミがある。老年がある。現代アートの技法をもってしても表現不可能な深みがある。このトタン壁など戦後ドイツの表現主義者た...

スミマセンではスミマセンべい

ひさしぶりの紀伊國屋でまったくのけぞってしまった。 ...「苦悩」は、意外と 満腹感で薄まります。 さぁ、バリバリ食べて、 太宰的悩みを 美...

男前な小屋

幅一間にもみたない極小の小屋であるが、ヒーローロボットのような勇ましい顔をしている。ちかごろの新建材住宅では失われてしまった、渋い男前がある...

津軽の女

物は乏しいが、空は青く、雪は白く、林檎は赤く、女達は美しい国、それが津軽だ。私の日はそこで過され、私の夢はそこで育まれた。 石坂洋次郎『わが...

落葉する小屋

掘ったら根がでてくるような、秋になったら散りそうな、落葉樹のような小屋をみつけた。...

振り向くな。 闇をまっすぐに進むんだ。 最後の扉を開けるまで...
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