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sss_s.jpgYMOのイメージとなったともいえるセカンドアルバム
まさにテクノポップ、いやここからテクノポップが始まった
途中絶滅しそうになりながらperfumeまで受け継がれたテクノポップはここで生まれた。

当時歌謡曲ばかりを聞いていたような中学生にはテクノポリスは衝撃だった、分かりやすいメロディーと新鮮なシンセサイザーの音、ライディーンでは定規で机をたたき、ビハインドザマスクのドラムのかっこよさにしびれていた。
しかしキャスタリアの良さを当時知ることは出来無かった。

テクノポップと呼ばれる物はシンセサイザーの多重録音で音を造っていくが、当時の多重録音技術ではそう多くのチャンネルを重ねることは難しかったので、テクノポップと呼ばれるものはしょぼい音が多かった、しかしそこはさすが元祖、しょぼさを感じさせることもなく最高にかっこいい。

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Metamorphosis

Progressive Rock

metamorfosis01.png

メキシコの芸術はおもしろい。リベラにしてもシケイロスにしてもそうだが、キュビズムやシュルレアリスムなど前衛を知りつくしていながらも、アウトプットはとても民衆的な、トラディショナルな作風になっている。

これはメキシコの音楽家にもいえることで、西洋音楽を土台にしていながらも、でてくるサウンドにはメスティソとしてのアイデンティティが滲みでている。その際だった例がJorge Reyesのように先鋭的かつ古代的なヒトであり、彼のばあいは失われたマヤ、アステカの音楽をもとめて彷徨う姿がそのまま音になっているような印象だ。

1985年、当時おそらく音大生だったと想像される若い3人が残した唯一のアルバム「Metamorfosis」にも、そういう意味でのメキシコらしさが溢れている。

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Ragnarök

Progressive Rock

ragnarok03.png...細い月のでる晩に家路へと急ぐ、自転車に乗った男の姿がある。いかにも北欧らしい夜の絵が描かれたジャケットに包まれた、彼らのこれは1stアルバムなのである。

小雨のふる北欧の山々--そんな静かな風景を想いながら、僕はこのアルバムによく針を落とす。熱いコーヒーをすすりながら、寒い冬の夜に聴くラグナロックには、又、格別の味がある...(山崎尚洋 「MARGUEE MOON VOL.8 特集・香りの音楽 P41 1982」より)

山崎さんの書いたこの一文が、北欧のジャズ・ロック・グループ、ラグナロクとの馴れ初めである。いまあらためて読みかえしてみても、このアルバムにただよう空気というものをよく伝えていて、つけ足すことが何も思い浮かばない。

大学時代の友人にいわせると、当時のぼくのアパートを思いだすとき、かならずといっていいほどこのジャケも回想されるのだそうだ。それくらい愛聴していたんだとおもう。

あれから二十年。いまでもよく「Ragnarök」に針を落とす。そう、ちょうど今日みたいな底冷えのする雨の日に。あのころと変わらず、深煎りの熱いブラックコーヒーを飲みながら。

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GILA

German Rock

gira_first.pngGILA/GILA

ここに挙げられているグループすべての中で最もロック正統派の音だ。①だけはミドルテンポのハードロックだが、後は初期FLOYD、J.AIRPLANE或いはADⅡに近い神秘的異文化ムードで煽ってくるサイケな演奏。やはりC.VEIDT(後にVEIT)の独特なスタイルのギターが印象深いが、メロトロンよりオルガンを主力に空間を深めるキーボードも、さすが71年である。 なお2ndは面子のせいもあって殆ど中期POPOL VUHだ。余談だが両作ともジャケ内側・裏側のメンバー写真がめちゃカッコいいよ。
(ミニヨンvol.5 村本)

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Hosianna Mantra

German Rock

Popol Vuh

hosiannamantra.pngHosianna Mantra 

私などが付け加える事は何もない大傑作。妙なるオーボエとタンブーラが広大な情景を描き、一方ギターとピアノが精神内面の平和を歌う。そして女性Voはまさに天空からの声だ(ただし声と顔のギャップは激しい)。

Phallus Dei

Amon Duul II

German Rock

phallusdei.pngPhallus Dei 

本作の持つ歴史的意義は計り知れぬものがあるが、パスして印象批評しよう。東方指向のメロディーを織り混ぜたブ厚い音群とヘヴィーなリズム、それが渾然となって迫る。この「渾然」が彼等の個性になっており、一種の神々しさを生んでいる...分かるかなあ?

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Flammende Herzen

German Rock

Neu, La Dusserdorf, M Rother

flammende.pngFlammende Herzen 
Michael Rother

この街(デュッセルドルフ)の人脈中最もメロディアスな指向性を持つ人物。クラシックの素養を持ちポップスに親しんだ後初期KWに参加、音楽概念を根底から覆されるが、懲りずにNEU,HARMONIAと実験的な重要バンドに一通り顔を出し、その後発表した初ソロアルバムだ。実験的要素はほとんど無い。

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Musik Von Harmonia

Cluster, Harmonia

German Rock

musikvonharmonia.pngMusik Von Harmonia 
Harmonia

CLUSUTERの二人+NEUのM.ROTHERのトリオだが、実際には不参加のT.DINGER=NEUの指向性もいくらか感じられるみたい。ミニマルな流れの中に、徐々にあるいは頭から、有無を言わせぬ「押し」が現れるのはDAF等にも通じるドイツ特有の感覚だ。

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The Man-Machine

German Rock

Kraftwerk

manmachine.pngThe Man-Machine 

「テクノのバイブル」なんだそうだ。「テクノポップ」なる語がどの範囲の音楽をさすのか、実はよく分からない私だが、本作以降のKWにはなるほど「これが王道」と思わせるものがある。

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THE MIX

German Rock

Kraftwerk

themix.pngTHE MIX 

KRAFTWERKの長年に渡る活動のうち、出世作「Autobahn」以降を総括するベスト盤で、全曲リミックス(実は殆ど再録)により音像がキラビヤカに統一されている。個性的な少数の音色・手が込んでいるのに単純に聞こえるリズムをひたすら提示し続け、機械的な印象を与えつつ楽天的にメロディアス。

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