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化学療法も落ち着いて

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やっと物書きできる環境が整ってきたので例によって何でもいいからブログに書いてみることにする。化学療法で指の皮がいったんはがれ落ちてしまったせいかキーを叩くのも痛いけど、こないだ奮発したMacbook Air 11inchは軽くて薄いので今の自分にもじゅうぶんにとりまわせる。

今週になってやっと抗がん剤も抜けてきてくれたようで、白血球の値もちょっとずつあがってきた。先週は出血した血液が餅のようになって歯茎にべったりと食いついてしまいうがいだけで精一杯だった。アズノールとグリセリンのうがい薬が唯一の味覚で、絶食状態、たまに水を一口飲めれば御の字という日が続いた。

口腔外科の歯科衛生助手の手をかりて口のなかのあれこれケアを続けきたおかげで、今朝はエビアンのボトルをそのまま口に流しても痛くないところまで回復した。

痛み緩和のために医療用麻薬を24時間点滴してはみたものの、こちらは幻覚ばかり増すばかりで肝心の痛みはというと、期待したほどとってはくれなかった。

いま準無菌室(個室)にいるから音にもそう気を遣わなくてもいいから思い切って小型スピーカーもアマゾンで購入。KEIAN KRATORというものでたしか3千円しなかったはず。見るからに小さくて貧弱だがそれでもAirの内臓スピーカーに勝つにはじゅうぶん。これがあるなしだけでも毎日の音楽生活がまったく変わった。もともと音が出るものなら何でも好きだというのもあるけど。

音楽といえば、後から思い出したようにAir用のスーパードライブを追加注文。小さいね。CDもいっしょに買って楽しんでいる。もうこなると大人買いが止まらなくなってしまう。でも化学療法の辛さを音楽で緩和できるのであれば、いい買い物だし健康にもよいとおもう。

実はノート型のマックを買うのは10年ぶり。これまでは入院のたびに重いPowerBookを引きずるように持ち運んでいた。まぶたを空けるのもおっくうなくらい参っているとき、Airとの差は大きい。今朝だって、これがもしAirじゃなかったらフタを空けることすらしてないだろう。仕事との兼用とかいろいろ考えすぎしすぎていたが、入院がいい決断材料になった。13inchにしないでよかった。

物書き環境といっても、自分にとってどうしても必要だというだけで、他の人はどうでもよいのかもしれないけど、やはり昔からインプットメソッドはATOK、エディタはJedit Xでないと一文字も書けない。ATOKは毎年のバージョンアップがめんどくさくて買ったら買いっぱなしになってしまっていたが、こういう急な入院時のマシン替えなどいろいろ困るので月300円定額パスポートのコースに切り替えることにした。Jedit Xもシリアルナンバーをメールで再発行してもらいこうして使い慣れた物書き環境にやっと落ち着いた。これでATOKがどう変わろうがこっちはもう購入の必要はないだろう。

アマゾンでは前からほしかったアルゼンチンのギタリスト、Quique Sinesiの"Danza Sin Fin"、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンのファーストソロのなんとSACDハイブリッド版が出ていたので大人買いした。

 

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