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便通と心

IMG_0683.jpg今日は数ヶ月ぶりに自分の部屋のMacで物書きをしている。

一昨日は便意があるのに便が思うようにでず日がな悶絶して果てた。そこでいちかばちかで薬箱にあった浣腸を決行した。手さぐりで浣腸の先頭をターゲットに誘導し、母の手を借りて奥まで思いっきりぶっこんでもらった。

入れたら3〜10分待てと説明書にはあるが30秒すら辛抱できいずオシリを押さえながらトイレに駆けこんだ。コロコロとした便がいったいどこに納まっていたのかというくらい大量にでてかなり楽になったがその後は疲れて腹に力がはいらず終日寝てばかりいた。

ちかごろアイスやスイカの食べ過ぎで胃腸が弱っていたのかと思ったらY先生がメールでいわく「過敏性腸症候群」ではないかという。

過敏性腸症候群(IBS)は、便秘型、下痢型、交代性便通異常(下痢と便秘を繰り返す)に大きく分けられます。 欲求が満たされないイライラ感や焦燥感、ムカつきや過度の緊張などの「陽」の感情は下痢型になるタイプが多く、男性に多いです。 一方、不安感、寂寥感、抑うつ状態などの感情は便秘型になることが多い....

コロコロ便のことを「兎糞状便」というらしい。普通の便であれば長くつながってどんどん勝手に出てくれるから、あまり力まずとも最後まで出きってくれるが、兎状便は固めで小さく途切れ途切れになっているのでふんばってもなかなか出てくれない。でも出さないとますます固くなりさらに出づらくなるので便秘もちにとっては誰にとっても悩みのタネである。仕事を持っている人はなおさらであろう。

たしかに自分は神経質なタチで入院中もささいな物音で眠れなかったりで、何事もつい考えすぎてしまうきらいがある。家に帰ったのはいいがつい今後の身の振り方を先急いで深く考えすぎるあまり自分でも気づかない不安の重圧で胃腸にストレスがきているのだとおもう。もっと図太い神経が自分にあったならばと横になりながら思う。

入院中は、食べれない、自由がない、制約が多い等でイライラすることが多かったのではないでしょうか。 そして、今は、ご家族の下にいるので、イライラの感情よりも日々、一時一時を過ごす際にちょっと「陰」の感情が多くなっているのかもしれません。

昔からこのストレスと上手くつきあうというのがどうにもヘタクソで、何事も真面目にとらえすぎる不器用なところがいっこうに治る気配がない。一休さんのように「あわてないあわてない、一休み一休み」がもっと身につけばなあといま切におもう。

何か楽しいことに胸躍らせるような、頭を空っぽにする時間があれば。テレビは近ごろバラエティものばかりであまり見たい番組がない。映画はいいなとおもう。とくにSF映画に見入っていると浮き世の心配を一時でも忘れることができる。今は何か面白い映画はないかとネットでさがしている。

先生の指示にしたがい便をやわらかくする薬(緩下剤:マグラックス)、と精神安定剤(リーゼ)を昨日から早速飲むことにしたら、今朝はあまり痛みもなく便がでた。いったいどこに入っているのかというくらい大量に出てやっと動く元気が沸いてきたので今日は朝から横にならずにこうしてブログを書いている。

お通じがあるというのはありがたい。便が出ないというだけで一日が台無しになってしまう。心と便との関係はぼくらが思っているよりかなり親密なようである。

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