自分がすごいな、おもしろいな、きれいだな、と感じるものは、自分の心にもそのすごさ、おもしろさ、きれいさを持っている証拠。ユング風にいうと「世界に存在するものは、心のなかにも存在する」。逆にいうと「自分の心のなかに存在するものは、外界にも必ず存在する」。
自分がきれいだな、と思うものは誰にとってもきれいではない。自分がそのきれいを自分で創造しているのであって、そのものがきれいなのではない。
誰もがきれいを自分でつくっていることを誰も気づかない。
同じものを見ても感動するヒトもいれば、何にも感動しないヒトもいる。自分の感動は自分で作るものだから。与えたり奪ったりできないから。
自分の感動は自分しかつくれないけど感動は伝わる。感動が伝わるというのは感動のつくりかたが伝わること。それは時空を越えて伝わる。だから二千年前の物語にも感動できる
誰かのやっていることを「いいな」と思うのも、自分のなかにも同じ「いいな」があることに気づくから。
いいな、きれいだな、すごいな、が自分のなかにもあると気づけば有名人やお金やテレビにそれをもとめず自分だけに求めるようになる。これで他人ではなく自分のいいなに興味をもつようになる。
世界を変えたいなら自分を変えるだけで変わる。自分のなかのいいなが世界にも投影するから。世界を変えたいなら、他人ではなく自分のすごいな、きれいだなに感動しつづけること。
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