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亡父ノート2 他人の思考に引きずられるな

父の遺したカードからお気に入りの数枚を選び、いつも自作の手帳にはさんでいる。バスを待っているとき、ドトールで一服したときなどよく鞄から取り出して読んでいる。なかでも決定的というか、何度読んでも唸るしかない数枚を抜き書きしようと思う。

真の競争相手

ほかの人のやり方は、ほかの人のやり方である。そのやり方は参考になることはあっても、ひとつとして自分に適当なものはない。このようなやり方を真似てばかりいるようだったら、自分は凡庸なタダの人に堕してしまう。

ほとんどの競争は実は「模倣」である場合が多い。だから社交場のことにせよ、仕事のうえのことにせよ、他の人と競争することは、自分自身を見失い、最高の成功をなしとげるチャンスをなくしてしまうことになる。

あなたに必要なのは、あなたの中に見いだされる巨大な潜在能力と競争することである。他人と競争することではない。

心の解放宣言「他人の思考に引きずられるな」

  1. 「他の人達は私のことをどう考えているだろうか」という心の奴隷状態から抜け出すこと。他人がどう思おうと、あなたはあなたがすることによってのみ評価されるものである。
  2. 「私はきっとうまくいかないだろう」という奴隷状態から抜け出すこと。自分の能力・知性・意見を尊重しなさい。好ましい自分のイメージを作りあげなさい。
  3. 「他の例から見ても、自分はもう遅すぎる」という状態から抜け出すこと。年齢とは主として、心の状態であるのだから。
  4. 他人に見習って、安全第一主義をとることもやめなさい
  5. 例え一時的に失敗した場合でも、失敗は福音の一部だと考えなさい

他人の思考にまどわされず、自分自身の心を開いて、自分自身の人生を生きる決意をすることである。

お前は、未だ本当の価値を発揮していない

バーナード・ショウの言葉

もし自分が自分の好きな人物として、もう一度この人生をやり直すことができたとしたら、僕はバーナード・ショウがそうなることが出来たにもかかわらずなれなかった人間になりたいと思うよ。

悲劇

能力を開発しないままに放っておいて、満たされない野望、実現されない夢、ちょうつがいがさびついてしまうまで開かれないままになっている機会の扉をかかえて生きていくことは、残念であることを通りこして、悲劇的でさえある。

100%

我々の全てにとっての人生の成功と幸福は、新しい資質を身につけることよりも、既にもっているものを100%活用することにある。

人生の秘密

自分の人生は、物理的にやり直すことはできないが、作り直すことはできる、と断言できる。その秘密は、あなたの心にあるのだ。

この世で、もっとも重要な人物に会いなさい

最も重要な人物とは、あなたなのである。

..これらはおそらく父が当時読んでいた自己啓発本、いわゆるセルフヘルプブックから抜き書きされたものであろう。残念ながら引用元の記載がないので出典は不明。

父は銀行の人事部に勤務していたから、イヤでも他人の思考に迎合せざるをえない立場にあったであろう。中間管理職として、時には恨みを買うこと知りながら、また時には自分の意志に反していても、左遷栄転の通知を自ら発せざるをえない立場にあったであろう。職場の人間関係は父にやりがいを与えもしたが、また同時に苦しめもしたであろう。

父は遺言も遺さず逝ってしまったが(姉のは死後発見された)、小さな木箱に収まったこのカード群をランダムに抜きとれば、いつでも父と対話できる気がする。いやむしろ、やっとリアルに父と語り合っているという気さえする。

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